イカサマは絶対にやってはいけない不正行為です。海外大会で特定カードをデッキトップに持ってくる不正が見つかり、話題となっています。
今回の不正行為について
海外の有名選手もtwitterで話題にしていたため、瞬く間に今回の不正行為は拡散されました。行われていた不正行為を2つ紹介します。
相手デッキトップの操作
① 右のプレイヤーが相手のデッキを受けとる
② デッキの1番下のカードを見ながらファローシャッフル
③ 2回目のシャッフルの時に特定のカードを1枚をデッキトップに移動
④ そのままファローシャッフルを繰り返すが、トップのカード数枚は移動していない
⑤ 相手にデッキを返す
初見で見逃した場合は動画を繰り返し確認すると気が付くと思います。この試合は準決勝で動画配信されていたため、不正が発覚しました。同プレイヤーは他の試合でも同様の不正を行っていた可能性があります。
対戦開始時のシャッフルであれば、序盤に有効となりにくいカード(ロスト軸デッキでの「ミラージュゲート」等)を相手のデッキトップに持ってくることもできてしまいます。
でも、ほら・・・たまたま1枚だけ移動してしまっただけかもしれないし・・・
トップ操作+相手のカットを避ける誘導
① ネストボールを使って、自分のデッキを確認
② サーチ中に特定のカードをデッキトップに移動
③ 「トリニティチャージ」でデッキからエネルギーを3枚サーチ
④ リフルシャッフルを2回(この時にデッキのトップのカードは移動していない)
⑤ シャッフル後に相手のトラッシュ&ロストゾーン確認
⑥ 相手のデッキカットがないままゲームが進行
自身でデッキシャッフルした後に他の行動をして、相手プレイヤーがカットし忘れるように誘導しているように見えなくもないですね。サーチ後なので相互カットが必須なタイミングです。次ターンにしっかりアルセウスVSTARに進化しています。
まるでマジシャンみたいだぁ・・・
有名選手が不正行為を行っていた衝撃
不正行為を行っていた選手はチームに所属しており、昨シーズンの大会でもチームトップの成績を残す優秀な選手でした。しかし、今回の一件でだいぶ見方が変わってしまいました。
以下がプレイヤーが所属するチームのサイトです。今後、チームから何らかのアナウンスがあるかもしれません。
不正対策としてできる事は?
トップ操作対策として相互カットを忘れずに行うことがもちろん重要ですし、対戦準備のシャッフルでは相手がデッキボトムのカードを見ていないか必ず確認すべきでしょう。こういった当たり前のことも大型大会で連戦になるとどうしても集中力が欠けてしまいます。そういう隙を狙われてしまうのかもしれません。
不正なく、平等の環境で対戦するという前提が崩れてしまうと競技性も失われます。もちろん不正を行うプレイヤーが悪いのですが、相手に疑われないようなプレイを心がけることも重要だと感じました。
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