メルカリ&ポケカTAGTEAMがオリパ出品規制!?

コラム
lipton
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ポケカ関連のコラムを書くのが好きな副管理人です。6月13日に発表されたメルカリ&ポケカ公式のアナウンスが話題となっています。主にオリパとフラゲ出品に規制が入りりようです。

ポケカ公式からの発表内容

・メルカリに対する、特定の新商品発売情報や商品情報、商品画像などの提供
・Webサイト等での注意喚起の実施
・生産の強化と、ポケモンカードを純粋に楽しまれる方に商品を届けるための直販店における販売方法の工夫、問屋・小売店との協力強化

新商品発売情報や商品情報、画像の提供

新商品の発売日前に非正規ルートで入手されたカードの多くが、メルカリに出品されています。発売直後のレアカードは非常に高額で売れる傾向があるため、1秒でも早く売り捌きたいためメルカリが使われています。

キハダSAR
ナンジャモSAR

キハダSARは発売当初約8万円、ナンジャモSARは約20万円ほどで売れていました。しかし、時間が経つにつれて供給量が増えて買取価格が半値程度にまで下がりました。売り手側としてはフラゲした高額カードをカードショップでは発売前に買い取ってもらうことはできないため、メルカリなどのCtoC(個人間取引)サイトが利用されているのです。

ポケカ公式としてはこのようなフライングゲットされたカードの出品を、メルカリ側に削除してもらうために新商品の画像を提供するようです。

直販店における販売方法の工夫

ポケモンカードの爆発的流行によって、被害を被っている店舗も少なくはないです。ここで触れる「直販店」とはポケモンセンター以外のカードショップ、玩具店、家電量販店などです。

新弾の発売日前日には商品購入のための待機列ができたり、一部店舗では警察沙汰になったりとトラブルがたびたび起きています。

先着順、抽選方式、購入履歴の確認など各直販店が工夫して販売していますが、抽選用のサイトを準備したり、早朝・深夜帯に店員を配置したりと店側の負担も大きいです。

「販売方法を工夫する」とのことなので、今後はポケモンセンターでの販売方法のようにプレイヤーズクラブアカウントを利用した販売を直販店でも行うようになるのでしょうか。具体的な方策については今後改めて発表されることでしょう。

メルカリ公式からの発表内容

・ポケモンからの情報提供に基づいた、「メルカリ」アプリ上や公式ブログでの特定の新商品に関する注意喚起
・ポケモンと協議の上、合意した特定の商品について、「メルカリ」の利用規約に違反する出品への削除対応の実施

利用規約に違反する出品の削除

メロ
メロ

メルカリでポケカを検索して・・・ファッ!?

一目でわかるメルカリ無法地帯

怪しい商品のオンパレードですね!

ネットオリパという名の特級呪物ですが、意外にも多くの商品が短時間で売れています。射幸心って怖いですね。「激レアカードがあたるかも」という気持ちを利用されています。

ナンジャモのオリパは10回中2回SARが当たる超優良オリパであるかのように見えますが、冷静になって偉人の残した言葉を思い出しましょう。

晶子
晶子

 君、買いたまふことなかれ

このオリパ出品についてはメルカリ側にも落ち度があります。そもそもオリパはメルカリでは規約で出品してはいけない商品となっているのです。

どのようなものが違反になりますか?
いくつかの商品の中から複数の商品をランダムで組み合わせ、商品内容が不透明なもの
・掲載画像から実際の商品内容が特定できないもの
・市販の福袋やカードパックなどを開封後、内容物を入れ替えたもの
商品の内容が不透明、不明瞭なもの
・その他、事務局が不適切と判断したもの

違反にならないケース
・未開封のトレーディングカードやカードパックなどの既成品において、未開封であることに付加価値があるものは出品可能です。

明らかに違反しているはずなのですが・・・なぜか削除されることはありません。そのため、どれだけ買ってもレアカードが当たらないオリパ詐欺が毎日のように起きています。

メルカリ側としてはたとえ詐欺の可能性がある商品であっても売れれば販売手数料が入ってくることや、すべての違反商品を削除する手間や人件費などがかかることから、違反出品を取り消すメリットは薄いのかもしれません。

なぜこのタイミングで方針転換?

具体的にオリパ販売の禁止とまでは明記されていませんが、ポケカ公式サイトのほうではオリパに対する具体的な注意喚起がされているため、今後出品できなくなる可能性は十分に考えられます。

ポケカ公式としては自社の利益にならないどころかポケカのイメージダウンにも繋がるため、フラゲ商品や詐欺の多いネットオリパは規制したいのが本音でしょう。ただ、法的処置によってこれらを規制することはできません。そのため、CtoC大手のメルカリにオリパやフラゲ商品の出品規制をしてもらうように水面下で話を進めていたのではないでしょうか。メルカリ側としては手数料の利益が減るため、ポケカ公式からメルカリへのお金の流れがあったのかもしれません。

lipton
lipton

前回の四半期決算で経常利益が黒字化したことで、メルカリ側も規約違反商品に対応できる余裕が生まれたのかも・・・知らんけど

メルカリの経常利益

提携アナウンス後の変化

せっかくなのでご自身の目で確認してみてください。以下のリンクが「ポケモンカード オリパ」での検索結果です。

以前より明らかにオリパの出品が減っています。フラゲ商品についても完全にゼロではないですが、明らかに出品は減っていてさっそく効果が出ているようです。ただし、ネットオリパの販売についてはB●SE等の他サイトに移行するだけで、今後も形を変えて残り続けるでしょう。

おわりに

ポケモンカードはあくまで遊びの要素を中心として人気を博してきましたが、直近5年程度でイラストや希少性への注目度が一気に高まっています。それ自体は喜ばしい事なのですが、過熱した人気は様々なトラブルを生むこともあります。

特に学生を中心にネットでオリパを購入して損をしてしまう方をTwitterで多く見かけます。公営ギャンブルと異なり、しっかりとした法的規制がないため、商品の価値や出品者の信憑性をしっかり見定めたうえで自己責任で購入するようにしましょう。

lipton
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お金だけではなく、友人からの信頼も失ってしまわないようにご注意を!

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