剣盾”ちょうどいい”トレーナーズ3選

コラム
lipton
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剣盾シリーズの3年間は様々なカードが登場して面白い環境でしたね。その中でも強すぎず弱すぎずで絶妙なバランスで調節されていると個人的に感じたトレーナーズを3枚紹介します。

ヒスイのヘビーボール

ウラになっている自分のサイドのオモテをすべて見る。その中からたねポケモンを1枚選び、相手に見せて、この「ヒスイのヘビーボール」と入れ替えて、手札に加える。見たサイドや入れ替えたカードはすべてウラにして切り、サイドとして置く。

痒いところに手の届く絶妙なテキストですね!流行デッキへのメタカードを1枚ピン差し採用することありますが、約1/10の確率でサイド落ちして機能しないことがあります。せっかく対策したのに、そのサイド落ちに気づいた時のやるせなさよ。ヒスイヘビボのおかげでサイド落ちした場合もリカバリーできるよつになりました。

レジギガス系のデッキでは同種2枚サイド落ちのピンチを打破できますし、かがやくリザードン採用デッキでは貴重なアタッカーをサイドから救出できます。記憶が苦手な人にとっては簡単にサイドカードを把握することができる点もメリットと言えるかもしれません。

似た効果で《ウルトラボール》が過去にありましたが、対象ポケモンがウルトラビースト限定だったので、ごく一部のデッキでしか使われていませんでした。

セイボリー

自分の山札を3枚引く。その後、相手は相手自身のベンチポケモンが3匹になるまで、ポケモンをトラッシュする。

《チェレン》《ハウ》《ネモ》などおなじみ3枚ドローサポートカード。ポケモンカードではこれらの完全上位互換となるカードは出さないというお約束がBW時代から10年以上守られています。そのため「3枚ドロー+強制追加効果」というカードが大量に登場しています。

互いに手札公開
相手依存ドロー
スタジアム破壊

その中でもセイボリーはベンチを一時的に3体に減らすことが出来る効果が強力です。進化ポケモンを並べるデッキには特に刺さります。一方、相手のネオラントVなどをトラッシュさせてしまうこともあるため、デメリットになる点は注意です。《メロン》《とりつかい》などと違ってどのタイミングでも使える点が優秀。

過去カードと比較するとXY、SM期の持続するベンチ減少効果ってやっぱり強かったんやなって

ベンチ4体
ベンチ3体
2体!

頂への雪道

おたがいの場の「ルールを持つポケモン」の特性は、すべてなくなる。

お ま た せ

“ちょうどいい”というより”強すぎる”印象の雪道ですが、このカードの偉いところは「ルールを持つポケモン」の特性だけを止める点です。せっかく2進化ポケモンを出したのに、スタジアム1枚で特性を止められたらたまったものじゃありません。このスタジアムの登場後は、特性依存デッキは雪道対策を強いられるようになり、以前と比較してスタジアムの採用枚数が増えたと感じています。

「ルールを持つポケモン」というカテゴリは《エンペルトV》が初出でしたが、今後もいろいろなカードテキストに使われることでしょう。

「ポケモンV以外」などのテキストはエクストラで想定外に強くなってしまう場合があります。《回収ネット》がわかりやすい例ですね。

環境に影響を与えつつも、バランスの取れているカードテキストは芸術点が高いです。インフレにならないように気をつけながら、プレイヤーにワクワク感を与えてくれる開発者に感謝です。

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